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2006/10/19

Nさん、計算書作成頑張って

夕方、「よかったぁ!先生いたぁ」と建築学科2年生の女子学生Nさん。
先日まで就職活動であたふたしていた彼女だが、なんと第1希望の会社で内定を得て、今は卒業製作に取り組んでいる。

彼女は卒業製作に構造設計をテーマに選び、構造系担当K先生のゼミで頑張っている。
私は彼女が1年生の時のクラスで構造力学の講義を担当していたし、就職活動の時にもよく相談に来ていた。

「就職決まって良かったねぇ!今日はどーしたん?」
「ありがとう先生!ところで構造計算の途中なんですけど、この数値はどこから出てきたものですか?」

現在、自分で設計した建築物の構造計算書を作成しているところで、今日はゼミのK先生が不在のため、こちらに聞きに来たわけだ。計算書を見ると、設計した建物の荷重を拾って、応力計算に移ろうかという段階。
彼女の計算書を見ながら建物の骨組の図を書いて、力の流れを説明したり、その計算の意味を解説したりするうちに、彼女も納得できたようで喜んで帰っていった。

今日の彼女の架構は構造的には平凡なものだったので、構造計算規準などを参考にして勉強しながら計算を進めていけるのだが、構造設計をテーマに選ぶ学生の中には、PCの力も借りながら大スパンを覆う立体トラスの解析を行ったり、超高層建築物の構造設計に挑戦する学生もいる。
超高層建築の場合には振動解析も実施して、地震時にどの程度の揺れが起こるのか、各部材の変形量や応力などは基準値内か、など検証する場合もある。
架構が少し複雑になるだけで急に難易度が上がるのが構造設計だ。だから数学や物理が得意な学生が卒業テーマに選ぶことが多い。

しかしNさん、1年生の時の様子からは、あまり数学が得意ではなさそうだったのに構造設計に挑戦するとは驚きでした。計算書の作成が済めば、それを元に図面作成があります。基本計画や単なる提案ではなく、構造設計もされた建築物のプレゼンテーションが出来上がるのですから、それは実際に建築可能なものになるのです!頑張ろうね。

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