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2006/03/29

2級建築士、願書忘れずに!

毎年春が過ぎた頃、卒業生が、たまたま近くに来たからと学校に顔を出してくれることがあり、そんな時に「2級建築士の勉強の方はどぉや?」と聞くと
「いやぁ~、願書の提出をしそこねて、今年は受けられません。」
という返事を聞くことが少なからずある。

2級建築士試験の受験の申込み期間は、あっという間に過ぎてしまうのだ。

今年は、
願書配布期間は4/3(月)~4/14(金)(※4/8(土)、4/9(日)除く)で、
願書受付期間が4/10(月)~4/14(金)。
いつものことながら、1週間しか受付期間が無い。
建築専門学校を卒業して就職した卒業生たちの中には、仕事が忙しくて受付期間中の提出が出来ず、あるいは受付期間を知らず、願書の提出が出来なかったが学生が毎年いる。
受験手数料(\15,100)を、郵便局に払込んで納付したり、顔写真(縦5.5cm、横4.0cmが2枚)が必要であったりするので、早めに願書を手に入れて準備をしておこう。

2級建築士は卒業したその年が一番取得しやすい。
学生時代に勉強していなかったと自負する人でも、卒業した年には、まだうっすらとでも建築全般の知識が広く浅く頭に入っているはずだ。しかし、しばらく仕事をしていると、その知識は深くはなるが大きく偏ってしまうものだ。
さらに、2級建築士試験に限らず資格試験は、年々難易度が上がっていくのが普通。
建築専門学校を卒業したら、すぐその年に2級建築士を取得してしまうようにしよう!できるだけ早く取ってしまう、これが合格の秘訣とも言える。

尚、実技試験は「・・・建築物の構造については、木造以外の構造とし・・・」と告知された。つまり鉄筋コンクリート(RC)構造か、鉄骨(S)構造の建物という指定で出題されるということ。2級建築士の実技試験は木造建築物の場合が多いが、今回はそうではないようだ。可能性としてはRCかな?

とりあえず学科試験に合格しなければ話にならない。
その前に願書を提出しなければ、受験も出来ない。
だから忘れず確実に受験申込みを済ませてしまって下さい!

詳細については、(財)建築技術教育普及センタ-

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2006/03/28

日曜専科2006が始まった

先日の日曜日、今年度の2級建築士合格を目指す講習会「日曜専科」の講義が始まった。仕事をしている人が受けられるように日曜日と木曜夜に開講される。昨年より受講者がかなり増えたようだ。昨年の最終合格率は70%だったので、今回はそれを上回るよう気合いを入れていきましょう。

私の担当は学科1”建築計画”。まず初回講義は、ガイダンスから。
Q.建築計画では例年どんな分野から何問程度出題されるのか?
A.『計画原論』(熱・光・音・色など自然科学原理の分野)の分野から8問程度。
  『計画各論』(各種建築物の基本的な寸法や計画手法など)の分野から9問程度。
  『建築設備』(空調・電気・給排水設備機器の機能や原理等)の分野から7問程度。
  『建築史』(建築の歴史)から1問。
以上、合計25問というのがだいたいのパターン。
建物の設計、計画手法はもちろんのことだが、気候や設備、建築歴史にまで非常に広範囲に及んで出題される。さらに毎年、新傾向の問題が1、2問出題されたりする。つまり満点を取るのは非常に難しい科目でもあるわけだ。
しかし、資格試験では満点を取る必要はない。単に合格ラインに達すればよい。
2級建築士に合格するには”65%程度得点できれば良い”。
そこでまず作戦として「例年1問しか出ない建築史に勉強時間は割かない!」
建築史に登場する建築物はかなりの数に及び、それぞれの建築物の名称と特徴、設計者まで覚えようとすれば大変だ。日々仕事に忙しく勉強時間の限られる彼らには、例年1問しか出ていない建築史に勉強時間を割くより、他の頻出分野に集中する方が得策。
建築士対策の参考書などは丁寧に建築史を解説したものもあるが、そこは無視する。
もし”完全に無視してしまうのは不安”という人は、本試験直前に過去問くらいには目を通す、という程度はしておけばよい。

という話をして、私の建築計画は始まったのだ。
このままこの日に講義した内容を書いていこうかと思ったが、1講義分を書くにはかなりの長文になってしまうので、暇があれば少しずつ書いてみましょうか。(ウソウソ、そんな暇は無いやろ)

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2006/03/25

説明会も入試も、今年度あと1回

学校説明会や入学試験、専門学校では4月目前まで実施されるのが普通。
今の時期、入試に来るのは、大学卒、短大卒、社会人経験者など既卒者(リカレント生)が大半だ。今回の入試で私は面接担当だったのだが、面接をした半数以上が2部(夜間部)建築学科への入学希望者、その半分が1部(昼間部)建築学科のリカレントクラス希望、残りが高卒すぐの学生という割合だった。

2部希望の学生さんの経歴はユニークで、面接していて楽しいと感じることが多い。
例えば、
国公立大や有名私立大を卒業、それも建築や土木の学科を修めていながらも入学を希望する人、
短大で学んだが、物足りなくて我が建築専門学校へ進学を決めた人、
高卒で就職して、社会経験を積むうちに建築を学びたくなった人、
大学卒業後にフリーターを数年間やり、ふとしたきっかけで建築に興味を持った人、
既に結婚し子持ちでありながらスキルUPを目指すべく入学される人、
突然に子供の頃の建築への夢を思い出した人
などなど・・・

1部、2部に限らず、
「建築を学びたい、建築士になりたい、建築家になりたい、インテリアの仕事をしたい、後世に自分の設計したモノを残してみたい・・・」挙げればきりが無いが
それぞれ、入学を希望するきっかけはさまざま、でも”やりたいという意思”が伝わってくる。
本人の意思がしっかり伝われば面接はOK。◎です。
安くはない学費ですから、元を十分に取り返せるよう、学校を、教員を存分に利用して下さい。人それぞれの境遇にいろいろな困難もあると思いますが、卒業を目指し頑張って下さいね。

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2006/03/24

春高バレーで東京見物2

omotesando
翌日は表参道をカメラを持ってブラブラ。春高バレーの行われる国立屋内総合競技場(代々木体育館)はスグそこなので、ちょうど良かった。
明治神宮へと続く表参道は、90年代以降、有名建築家の設計による建物がニョキニョキ建ち並び、今ではまさに建築博物館といった様相だ。嫁も、きょろきょろしながら「この通りはなかなか楽しい」と言っていた。しかし人が多い!今日は平日にも関わらず、おそらく休日の大阪心斎橋よりすごい人だ。
先月開業したばかりの安藤忠雄氏設計による”表参道ヒルズ”、内部は人の波。場所によっては”この場所で写真を取らないで下さい”という張り紙があったりするが、あまりの人の流れに撮影のために立ち止まることも難しい状態だった。
人ごみの苦手な私は、早々に表参道ヒルズから退散してしまった。

海外ブランド店の建物が多く、オシャレでカラフルで目立つ商業建築物が立ち並ぶ表参道。時代の流行や経済の流れにより、どんどん変わっていく街なんだろうな。

yoyogi01夕方になり代々木体育館へ。東京カテドラルと同じく丹下健三氏の設計。大きな柱と太いケーブルで、競技場という大空間を覆っている構造だ。
我が姪は岡崎学園。相手は市立船橋、強豪だ。1セット目は動きもyoyogi02 硬くやられっぱなしという感じだったが、2セット目は快勝!。3セット目もこの調子でと期待したが、やはり底力の差は大きく残念な結果となった。負けはしたが、高校2年生の彼女には人生の中で素晴らしい一瞬だったことだろう。

建築見学と春高バレー、ダブルで楽しめた東京旅行だった。

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2006/03/22

春高バレーで東京見物1

嫁:「姪が”春の高校バレー”に出場するから応援に行こうかな」 tokyo02
私:「春高バレーってどこであるん?」
嫁:「東京の代々木体育館」
私:「えっ!じゃぁ東京見学兼ねて俺も行くわ!」
というわけで、行って来ました。

朝日新聞(3/8)に「表参道は建築博物館」という記事が掲載され、Casa BRUTUS vol.73(マガジンハウス刊)でも表参道が取り上げられた。あちらこちらで安藤忠雄氏設計の”表参道ヒルズ”開業にからめて、特集記事の多いこと多いこと。
一度行ってみたいと思いつつ、東京カテドラルも見ておきたいと思いつつ、ちょうど休みも取れそうだという時期に、タイミングよく”春高バレーに出場する姪の応援”という理由にこじつけて、東京旅行に出かけることが出来たのだ。

午後1時半頃に品川着。ホテルにチェックインし荷物を置いて早速外出。
tokyo01『東京カテドラル』、丹下健三氏の設計により1964年12月竣工。私の年齢とほとんど同じ歳月が経っているにも関わらず、ステンレス鋼板仕上げの外壁(屋根)は太陽が反射して光り輝いていた。
大聖堂は鉄筋コンクリート(RC)構造で地下1階地上3階建、内部の1番高いところでは40m近い高さにもなる。この美しい曲面を持った特徴ある形態は”HPシェル構造”で、壁から屋根まで一体となっている。HPシェルとは、Hyperbolic Paraboloid(双曲放物面)でできたシェル構造。RCで8枚の貝殻のような曲面版を造って立てかけられているような感じだ。
内部はコンクリートがむき出しのまま。現在のRC打放しと比べると、荒々しく雑な感がある。昭和30年代にやっとレディミクストコンクリート工場が設立されたことを考えれば、建設当時の最新技術でも困難な工事だっただろう。しかしシェル構造は、RCだからこそ出来た構造、自由な形態が造れるRCらしい構造だと思う。

普段、内部は撮影禁止のようだが、この日、聖堂内では結婚式が行われており、了承を得て数枚の写真を撮らせていただいた。結婚式だからこそ撮影できたのかもしれない。ラッキーでした。この東京カテドラル、丹下健三氏設計の建築の中でも傑作ではないだろうかと思う。

浅草や上野へ移動し、買い食いしながらブラブラ散歩。その後、夕暮れの六本木ヒルズへ立ち寄りホテルへ戻った。かなり風の強い1日だった。

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2006/03/18

平成17年度 卒業式

kaijyou私が日頃接するのは建築系のごく1部の学生たちだから当然と言えば当然なのだが、
”建築学科”、”建築総合学科”、”インテリアデザイン学科”、”建築技能学科”、”建築設備科”、”環境土木学科”、”ロボット機械学科”、”建築実務専科”、今年度卒業する昼間部の全学科の学生が会場に勢ぞろいすると、こんなに学生がいたんだなぁと実感する。
ところどころに着物姿や袴姿の女子学生が光っている。特にインテリアデザイン学科は、さすがに女性の比率が他学科よりも多いのだ。

午後1時、平成17年度の昼間部の卒業式が始まった。 01izue
関西の重鎮とも言われる建築家「出江寛」名誉校長から始まり、学校長、理事長、校友会会長からはなむけの言葉が続き、卒業証書が各クラス代表が受け取って行く。
フィジーやラオスからの留学生も無事に建築学科を卒業した。留学生には言葉の壁もあっただろうに、良く頑張ったと思う。日本建築史の講義なんて、難解な漢字や意味不明な単語ばかりだったろうなぁ。よくやったね!
大阪府知事賞、建築士事務所協会賞などたくさんの特別賞が、学業優秀な学生に授与された。1人で複数の賞を受賞した学生もいたようだ。
しかし「学校での成績が優秀な人が、社会に出ても優秀であるとは限らない」。ここがスタート地点、学校で学んだことを基礎に社会に出て経験を積んで下さい。

最後は校加斉唱で卒業式が終了。
専門学校を卒業した後、多くの学生が仕事につく。学校という、いろんな意味で守られている世界から出て、社会に旅立っていく卒業式っていいもんだと思う。卒業してもたまに学校に顔を出して下さい。

毎年のことだが、卒業式を終えると1年が終わったなぁとホッとする。
でも、3週間ほどすれば入学式。次の年度がスタートだ。2級建築士対策の日曜専科は1週間後にスタートだ。なかなか落ち着く間もないが、新年度も頑張っていこう。

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2006/03/15

高校生に職業ガイダンス

jr_adogawa琵琶湖の西側北部に位置する県立高校に職業ガイダンスに行ってきた。遠く比良山は雪が積もっている。
昨日、チェンソーを振り回していたせいで腰から背中にかけて筋肉痛が・・・。

今日の職業ガイダンスは1年生対象で、60分の職業ガイダンスを2回講演だ。
朝9時10分に現地集合。到着してみると、医療系やファッション系、機械系から看護予備校まで、バラエティに富んださまざまな専門学校、さらにいくつかの大学からも職員の方々が来られていた。高校生たちは、自分たちの興味ある、または興味が持てそうな職業について、各教室に分かれて話を聞きに行くスタイルだ。2回講演だから、2つの職業を聞いて周ることができるというわけだ。
もちろん私は建築・インテリア、土木系の職業についての講話をするために呼ばれて来た。しかし単に話だけでなく、体験型の講義にして欲しいという高校側からのリクエストがあったので、簡単な模型を創ってもらう講義にする。
既に材料は我が専門学校から、こちらの高校に郵送されてきている。といっても、厚手の紙が2枚とカッターナイフ、金属製の定規で1セット、それが人数分あれば良いだけだが。2回講演だったが、どちらも15人前後、延べ30人程度が聞きにきてくれた。姉歯建築士の耐震偽装や談合事件などでイメージダウンかと思いきや、結構沢山の高校生が来てくれてほっと一安心。

「建築でもインテリアでも土木でも、モノづくりは常に手を動かして考えたりすることが多いのです。今日は簡単な模型を作ってみましょう」と講義を始める。内容は、薄く弱い紙でも、少しの工夫でかなりの重さに耐えられるようになる、という事を模型製作で実感してもらい、このことが建築に応用されていることを知ってもらおうという講義。
60分程度で終えなければならないし、建築士など関連資格についての話もして欲しいとのことで、あっというまのガイダンスだった。だが、最後は簡単な設計に関する問題を出し、高校生に答えてもらったりもして、なんとか時間内に上手く終えることができた。

建築、インテリア、土木、いずれにおいても、ラフスケッチを描いて考える、図面を描く、模型を創る、パースを描く、計算する、工事するなど常に手を動かす日常だ。工業系・モノづくり系の専門学校では実習講義は多い。
手を動かす事が好きな人、苦じゃない人は、この業界に向いていると思います。
高校1年を終え、新年度は2年生になるみんな、まだまだ自分の将来なんて定まらないと思うけど、建築やインテリアはこんな勉強をするのかと、少しはわかってくれたかなぁ?とりあえず雰囲気だけでも伝わってくれたかなと思う。

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2006/03/14

「たわわ」で準備作業

建築専門学校の学生たちは、子供の頃からプラモデル造りが得意だったとか、絵を描くのが好きだとか、工作の時間が待ち遠しかったとか、子供の頃にそういう記憶を持つ学生たちが多いものだ。しかし逆に、建築専門学校に入学はしたものの、実際に自分の手でモノづくりをしたことが無いという学生も多い昨今だ。のこぎりを持ったことがない、ドライバーさえ握ったことがないという者もいる。
建築を学ぶ前に、みんなで力を合わせてモノづくりをする喜びや達tawawa成感を味わって欲しいと いう思いから、新1年生には入学して早々に大阪府貝塚市にある農業庭園「たわわ」でテーブルとベンチ造りをしてもらう予定をしている。夜間部の学生さんは残念ながら時間的に無理なので、昼間部の建築系学科の学生が対象になる。(昨年度の様子はこちら

01mokuzai今日はその事前準備に行ってきた。
朝9時に学校集合、建築技能学科の学生6名と大工の棟梁2名、建築系学科の教員10名で10時頃に現地入り。既に10cm程度の厚さに挽かれた杉や桧の板がたくさん準備されており、今日はそれをある段階まで加工する作業だ。
まだ乾燥しきっていない木材で量も多い。チェーンソーの出番だ。02cut一定の寸法で切って切って切りまくる。チェーンソーの重みと振動が直に背中と腰に伝わっているのがわかる。かなり楽しく爽快感満天だが、明日はきっと筋肉痛だろうなぁ。
しんどいから学生に交代!技能学科の学生も教員の指導を受けながら、初チェーンソー体験に恐る恐るも楽しんでいた。あちらでは墨つぼ片手に墨付け、こちらではドリルで穴あけ、手伝いの学生たちも良く働いてくれた。昼食を挟んで、午後3時頃に作業が終了。

本番は4月9日、入学式を終えて間もない時期だが、新1年生がこの場所までバスで大移動。7~8名で1グループとしてテーブルやベンチを造ってもらう。
自分たちの手でモノを造ること、仲間同士で協力すること、モノづくりの感動を体験して欲しい。完成したテーブルやベンチは、この「たわわ」を訪れた人たちが休憩したり、食事をしたりするために利用される。自分の手で造ったモノが実際に人に使われることを常に意識して下さい。その意識があれば、きっといいものが出来上がるはずだから。03table

右の写真は昨年製作したもの。こんなテーブルセットを10セット製作し、「たわわ」のあちこちに設置されました。今年も10セット製作予定です。

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2006/03/10

N氏の山荘計画始動

モノづくり実体験プログラムとして『N氏の山荘計画』がスタートした。
これまで、兵庫県香住から神戸へ移築する「古民家移築プロジェクト」、滋賀県朽木の「T氏の山小屋建設計画」、琵琶湖畔の「Y氏の山荘計画」など、我が建築専門学校では学生ボランティアを募り、実際に使用するモノづくりプログラムを実施してきた。いずれも教材として学校で準備した計画ではなく、人とのつながりの中から話が持ち上がったものであり、実際に住まうための山荘や家を建築専門学生のボランティアの手で設計・工事を行い創りあげてきた。未だ進行中のプロジェクトもある。
今回は和歌山県の「N氏の山荘計画」だ。

今日、オーナーのN氏をお招きし、参加希望学生に対する説明会があった。
山荘はたまに遊びに行くためのものではなく、将来、N氏夫妻の”終の棲家”となるもの、
きれいに仕上けてもらうことより、丁寧な仕事をして欲しい、
雨漏りがしなければよい、
など、この山荘に対するN氏の思い入れ、学生への叱咤激励など、今日集合した学生たちもかなり気合が入ったことだろう。
このプロジェクトについては、新たにblogを立ち上げ、そちらに工事の進捗状況や参加者の感想など記していく予定です。

N氏の山荘計画 ブログ

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2006/03/09

T屋先生に見つかった

本日お昼、教員室の大きなテーブルを囲んで、
ロボット・機械のW田先生、H部先生、建築総合のK田先生と4人で食事中。
実務専科のT屋先生がやってきて、何やらK田先生と打合せ。
その直後、T屋先生は私の方を向き、
「先生、ブログ見てますよ!」
ついに教員にも見つかったか・・・。これで学内教職員でブログの発見者2人め。
数ヶ月前だったか、広報の事務員さんから「これって、先生のブログですか?」と発見されて以来だ。学校名も出さす、実名も出さずに書いているが、たまたま発見されてしまうようだ。
ブログはその性質から、思いもよらぬさまざまな検索ワードに引っかかるし、TBやコメントなどを通してあちらこちらにリンクが張られている。
T屋先生曰く、どうしてこのブログにたどり着けたのか思い出せない、どんな言葉で検索していたのかも思い出せない、とおっしゃてたから本当に偶然だったようだ。

専科担当のT屋先生!
『2級建築士合格の秘訣』とか『専科応援日記』とか『建築士合格請負人の日常』なんかのタイトルでブログ立ち上げて下さいません?!応援しますよ!

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2006/03/06

進級できた人、できなかった人

今日は進級発表日。1年生に成績表の配布、春休みの宿題発表や春休み明けの行事予定など、ガイダンスを行った。

無事に合格、進級できる者ばかりではない。普段のサボりがたたって不合格、つまり単位不足で進級できない者も少なからずいる。不合格の原因のほとんどは、遅刻や欠席が増え、講義についていけなくなったり、課題が提出されていない場合だ。
たった1回の欠席で講義がチンプンカンプンになることは多い。専門科目だからそれも当然なことだろう。分からない箇所はスグに友人に聞いたり教員に質問したり、そして問題を解き、課題をこなしていけば乗り越えられるものだが、ついついそれを先送りにしてしまい、全く分からなくなってしまう。それが積み重なって留年となるケース。
また、我が専門学校においては追試という制度は無い。試験は一発勝負だ。もちろん日頃の講義中に行う演習課題なども評価対象となるので、きちんと講義に取り組んでいれば演習+試験、出席状況も含め総合的に評価される。そのため、そうそう単位不認定になることもないのだが、これも結局サボりすぎで演習評点が無く、よっぽど試験で点数を取らねば合格できなくなってしまう。
試験のない実習系の科目では、作品が提出されていなければ致命的となる。作品がなければ評価のしようもない。だから未提出は単位不認定。

卒業後はきちんと就職してもらわねばならない。就職に強いといのが専門学校の強みでもあるが、就職先企業にいい加減な卒業生を送り出すわけにはいかない。我が専門学校はダメなものはダメ、と平然と不合格にします。

卒業できるかどうか、それは生活にリズムをつくり、日々コツコツ取り組み、締切を守ること。これが技術習得に限らず何事においても重要なことだろう。
だが、コツコツ取り組むというのが難しい・・・私もなかなか出来ていないのでエラそうなことは言えない。確実に言えることは、普段いい加減でもココ一番はハズさない!これが一番重要なんだろうと思う。

進級できない学生については、留年し、もう一度1年生からやり直す者もいれば、退学し別の道へ進む者もいる。昼間部の学生であれば、夜間部に移って1年生からやり直す場合もあるようだ。

無事に十分に単位を取得、合格して春から2年生になる学生たち、おめでとう!
では宿題発表です。
設計課題では公共空間について考察してみようという課題で、自分が気になる公共空間をいくつかサーベイ(調査)して写真やスケッチ、コメントなどをまとめてくる課題。ペン仕上げで着色も必要、プレゼンして下さい。
製図課題では集合住宅の平面図、断面図、立面図をA2サイズ3枚に書いてくる課題。単純に写せばよいというものではないので、結構時間がかかるはずだ。こちらは鉛筆仕上。
春休みといえども、ボリュームのある課題量だと思う。学生にとっては期待通り(?)、退屈しない春休みになるのではないかな。

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2006/03/02

さよならドラフター!

dra製図室の老朽化したドラフターが処分される。
現在、製図室にはドラフターの設置された部屋と平行定規の設置された部屋があり、ドラフターの方は、古いものは十年以上使用しているのではないだろうか。故障したものは修理に出したりパーツを交換したりしながら、専門学校生たちの製図実習や卒業制作、その他課題作成などに使用されてきた。このドラフターのあった製図室は、平行定規や作業台の設置と、より使い勝手の良い教室に変わる予定。

ドラフターは、一般には建築設計用の製図機械と思われがちだが、元々は機械製図用に創られたもの。機械製図では微妙な角度で描けることが必要だった。ドラフターはL型に取り付けられた定規の角度を自由に回転させ、任意の角度の斜線を描くことができる。
その便利さゆえに建築設計事務所でも使われだし、建築製図機械としても普及していったようだ。しかし、使ううちに定規の水平、垂直が狂ったりするので、時々その確認と調整が必要だ。

製図といえば、私が2級建築士の実技試験を受験した頃は、製図版とT定規だった。製図版の端にT定規を左手で押さえつけながら、三角定規や勾配定規(角度が変えられる三角定規)と組み合わせて水平線や垂直線、斜線を引いていく。
T定規を上下にスライドさせ、三角定規はT定規の上で巧みにスライドさせながら図面を仕上げていくわけで、これらの製図道具を使うにはかなりの練習と慣れが必要だった。

その練習と慣れをかなり削減してくれたのが、「平行定規」だった。初期のものは製図版にワイヤーと定規を取り付けただけのものだったが、現在では製図版の両端にワイヤーやガイドレールがあり、格好も良くなった。
para 平行定規は、1本の水平な定規が上下にスライド可能なもので、まさにT定規が発展した形だ。定規の水平が狂うことはほとんどないし、製図版の横幅一杯の長い水平線も狂うことなく引ける。何しろT定規より遥かに使い勝手がよい。A2サイズの卓上型平行定規は建築士試験に持ち込み可能なタイプだ。私は大げさなドラフターより、シンプルな平行定規派です。

しかし現在、実務では手で図面を描くことはほとんどなくなり、CADで描くことが普通になった。水平・垂直が描きやすいT定規や平行定規、自由な角度で描けるドラフター、曲線までもお好みで描けるCAD。道具の移り変わりと共に、設計やデザインも変わってきたように思う。
筆記具にしても、ずいぶんと変化しているし、”デザイン道具と世の中のデザインの変遷”なんていうのを調べてみると意外と相関性があるかも知れない。
ひょっとすると、そんな論文も既にあるのかも。

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