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2006/01/22

奇想遺産「耕三寺(こうさんじ)」

今日の朝日新聞、be on Sundayの奇想遺産は「耕三寺(こうさんじ)」が紹介されていた。実業家の耕三寺耕三(こうそう)(1891~1970)が、両親の故郷である生口島に母の孝養のため、1935(昭和10)に建立した寺院とされる。別名「西の日光」ともよばれるらしい。

耕三寺を知ったのは10年近く前、まだ独身の頃の夏だった。バイクで「しまなみ海道」へ行こうと突然思い立ちツーリングに出かけたことがある。キャンプ用具一式と着替えとカメラをキャリアに積み、出発したのだ。

日本一高所に建つ高梁城(備中松山城)や倉敷、尾道の町並みを見て周り「しまなみ海道」へ。生口島の「耕三寺」はその時偶然に出会った寺だった。室生寺の五重塔はあるわ、日光陽明門はあるわ、平等院鳳凰堂はあるわで、瀬戸内海の小さな島に日本の有名古建築が一堂に集められており、とても驚いたのを覚えている。まるで古建築テーマパークだ。
建立当時は確かに寺院としての役割を持ち、この生口島から遠く日光まで詣でる苦労を思えば、島や周辺の方からは喜ばれたかもしれない。あるいは観光資源としても喜ばれたかもしれない。しかし今では博物館としての価値の方が高いのではないだろうか。

その後、愛媛県松山から四国カルストを通り、高知県、香川県から瀬戸大橋、直島へ立ち寄り帰宅した。5日間程度のツーリングだったと思う。バイクだから車のように駐車場に困ることもなく、機動力も高い。中型や大型二輪なら高速も走れるし、人との出会いにも味わいや感動がある。

学生時代から建築見学には良く出かけたものだ。
20歳の頃には、JR周遊券で2週間、東北地方をブラブラしたこともあった。宿はとらずに夜行列車で寝て、昼間行動するという旅だった。若い時だからできた旅行だ。

”建築見学という名目で旅に出られる”のは、建築を学んでいる者の特典だと思う。
建築は本を読んだり写真を見たりするだけでなく、実際にその建築、空間に身を置いてみることが大切だ。
学生たちは夏休みや冬休み、春休み、たっぷりと時間がある。あちこち旅して、いろんなものを見聞きして知識や感性を高めて欲しいものだ。バイトで稼いだお金をカラオケやコンパ、携帯電話代など日常に小金を費やすばかりでなく、旅にお金を費やすことも必要ではないかと思う。それは学生にしか出来ない特権。就職すると長期間の自由気ままな旅行なんて夢の夢。是非、学生である今のうちにどうぞ。

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