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2005/12/12

高校で講義「耐震偽装事件と責任感」

午後から大阪市内の高校で講師をしてきた。
高校のホームルーム時間を利用した職業別ガイダンス。高校側から我が校に、建築やインテリアについての職業紹介をして欲しいという依頼が来て、たまたま月曜の15時以降に授業のない私が学校広報の女性ともども行くことになった。

その高校に到着し講師控室に入ると、医療、自動車整備、理美容、経理、IT、音楽、芸術関係などなど、いろんな分野の専門学校の方々が既に待機しておられた。ほどなく高校の進路指導室の先生から簡単な御挨拶と、この職業別ガイダンスの意義など説明された後にそれぞれの教室へ移動となる。建築・インテリア関係のガイダンス教室には11、2名の生徒たちが待っていた。
私は内心『授業の一環だろうし、仕方なく出席してる生徒が多いだろーなー。これから約50分間、退屈せずに聞いてくれるかなー』と思いつつガイダンス開始。具体的な話で進める方が高校生には面白いだろうと思い、私の描いた図面やパースを見せたり、また建築現場での体験談・失敗談など織り交ぜ、あっという間に50分は過ぎた感じだった。もちろん建築士という資格の話、ついでに構造計算書の実物を例に見せながら、今、世間を賑わせている耐震偽装事件についても高校生向けにサラッと解説もしておいた。
私は高校卒業後に2年間の浪人経験があり、浪人といってもそれはフリーターと同じ。ただ、今の自分は何のためにフリーターをやってるかをしっかり意識して、1年だけとか2年だけとか期限を決めてやるならそれも一つの道だと思う、とつけ加えたけど、教室に2名も高校の先生が同席されていたので、フリーターの話はマズかったかなぁ?

ガイダンスの後は、同行の広報の女性が我が校の紹介などをサラッと。生徒からの質問時間が少々あり、生徒や先生方と挨拶を済ませて全て終了。

生徒たちが教室を去った後、同席されていた2名の先生方から質問が。
「マンション住まいなんですが、完成してしまうと外から見ても手抜きはわかりませんか?」
「細かなヒビ割れがたくさんあるのですが大丈夫でしょうか?」
「以前、小さなヒビ割れに樹脂を入れて補修していましたが、それは普通のことですか?」
「現場では鉄筋が少ないことに気がつかないものですか?」
 ・・・・・
いろんな質問があったが、見てもいないのにヘタに答えるわけにもいかず、私の答えられる範囲で一般的な内容でお答えさせていただいた。
今マンションに住んでおられる方は、不安で一杯だろう。あれだけTVで”危険だ!”とか”崩壊する!”など言われ続けると自分のところは大丈夫なのか?と心配で仕方ないだろう。

今日のガイダンスでは『建築士も人の命を預かっているんだよ』と高校生に話をした。
建築士資格を更新制にするとか、検査を厳しくするとか、いろんな話が渦巻いているようだが、最後は結局個人個人の「モラルや責任感」の有る無しでしかない。
汚いコト、ヒドいコトをする大人たちを見て育つ子供たち。それでモラルや責任感のある人間が育つハズない。

まずは大人が見本を見せませんか?

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