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2005/12/31

建築専門学生、よいお年を!

大晦日。2005年最後の日、もう間もなく新しい年がやってくる。
歳をとるにつれて、1年が早く過ぎていくように思う。
幼い子供の頃は、毎日暗くなるまで外で遊び、先のことなんて考えることすらないその日暮らし。歳をとるにつれ、1週間後はこうなる、1か月後はこうなる、1年後はこうなる・・・と、どんどん先を考えてしまう。予想が立てられるようになる、と言うべきか。
子供の頃と違い、人生経験によって近い将来を予測できるようになり、そのせいで1年がどんどん早く感じられるようになるのだろうと思う。

blogを始めたのは、今年6月6日。もう半年が経つのか、よく続いたものだと我ながら感心しています。最初、単に「blogというものが流行っているらしい、どんなものかやってみよう」という単純なキッカケ。内容は気楽に続けられそうなこと「私の仕事でもある、建築やインテリアの専門学生と接している日々について書いてみよう」で始まった。
この半年でいろんな方からコメントやトラックバックをいただき、それが書き続ける原動力になり、今に至っているのだと思います。皆さん有難うございました。また、今後ともヨロシクお願いします。

みなさまにとって、良い年がやって来ますように!

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「αSweet DIGITAL」買いました

昨日、妻が四条通りの大丸百貨店まで買い物に行くというので、それに付き合ってバイクに2人乗りで出かけた。”付き合って”というのは間違いで、私にはある目的があった。駐輪場に止めて妻は大丸に、私は京の台所「錦市場」へ散歩に・・・。
私の肩には「αSweet DIGITAL」が掛かっている。そう、つい先日、念願のデジタル1眼カメラを買ったのだ。今日は天気も良いのでテスト撮影のため、年末で賑わう錦市場へやってきたわけ。この時期に錦市場にやってきたのは初めてだったが、うわさ通りに大賑わい。お正月用に食材や注連縄などを買い求める人たちで一杯だった。同じように大きな1眼レフカメラを持った人たちがチラホラ。みんなこの喧騒や、年の瀬の雰囲気をカメラに収めに来ているんだろう。
itiba 私が初めて1眼レフカメラに触れたのは建築を学び始めた学生の頃。
学校にカメラ好きの先生がおられ、Nikon FE2というカメラをその先生にお借りして、写真を教えてもらった。あちらこちら建築見学に行くときには必ずFE2を持ち歩いていた。しかしFE2をずっと借りているわけもにいかないので、その先生の勧めでミノルタのα7700iというオートフォーカスカメラを中古で買い、それからというもの、どこに行くにもこのカメラが常に一緒だった。
当然のことながら少しずつレンズも増えていき、フラッシュも買い・・・
そのうちにもう1台欲しいと思うようになり、次は安くて軽いカメラをと思ってα303を買ってしまった。いろいろレンズを付け替えして、2台のカメラを楽しんでいたものだ。

そして突然、数年前からデジカメが急に普及してきた。
フィルムは要らないし、もちろん現像も不要。フィルムのことを気にせずに、メモリー容量の許す限りどんどん何枚も撮れる。失敗作は消去できるしイイことだらけ。だが重大な欠点があり、解像度がフィルムカメラには全く及ばない。
コンパクトデジカメをずっと使っているが、1眼レフが欲しいなぁとずっと思っていたのだ。しかし、高画素のデジタル1眼はかなり高価で手が出ない。αシリーズのレンズを数本持っているので、デジタル1眼もコニカミノルタのものをと思っていたのだが、手の届く製品が無い。そのせいでずっとデジタル1眼は購入するにはまだまだと思っていたのだが、ついにコニカミノルタもαシリーズのデジタル低価格機を出した。それも本体に手ぶれ補正機能を搭載して。
これは買わねばなるまい。というわけで買ってしまいました。
これからはこのカメラが私の主力戦闘機になることでしょう。

nishikitenmangu錦市場の東の突き当たりには、「錦天満宮」という菅原道真を祀る神社がある。この「錦天満宮」は両側の建物に鳥居がめり込んでいるので有名。鳥居を壊さないように、両側の建物を建てた結果こうなったらしい。
この神社までを往復して妻と合流、帰路についたのでした。

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2005/12/27

建築専門学校、本日仕事納め。

専門学校、今日で年内の業務終了。年明け5日まで一斉休暇となる。
この休みの間、暇な時にやっておこうと思う仕事の資料やデータを、カバンに入れて学校を出た。恥ずかしながら今まで、新年の出勤までに持ち帰った仕事をまともにやった事がない。たぶん今年も・・・

帰り道、本屋に立ち寄り月刊誌「CAD&CG」(エクスナレッジ刊、1470円)を購入。今号はオンラインソフトの特集が目に留まったので、つい買ってしまった。私がCAD系の講義を担当していることもあり、常にこういう本は気にするようにしている。

デザイン系で使われるソフトウェアとしては、Adobe IllustratorやPhotoshopは超有名。どちらも印刷会社が標準対応してくれるので、プロのデザイナーは間違いなく使っているソフトだ。パソコンに興味ある学生もその程度のことは知っているので、画像処理する時にはPhotoshopを使いたいとか、レイアウトするのにIllustratorを使いたいとか言ってくる。
しかしどちらも高価なソフトであり、学生が手に入れるにはちょっと無理がある。
(マニアックあるいはツワモノ学生は、大阪日本橋の電気屋街の路地を入った怪しい店で、格安で手に入れていたりしているようだが・・・)
さまざまな画像処理をするのに、プロが使っているPhotoshopでなければ良い作品ができないなんてことはない。オンラインソフト、フリーソフトにも優秀なものが存在する。
これまでの記事に何度も書いているJw_cadも無料でダウンロードできる素晴らしいCADソフトだし、画像処理ならGIMPは実力十分だ。フリーソフトではないが、ほとんどのパソコンに標準でインストールされているWORDだって、用紙サイズに制限はあるものの、レイアウトソフトとして使える。
出来上がったプレゼンを比較しても使ったソフトの差は全く感じられないハズだ。それよりも作品はその内容が大切なのだ。要は使い方次第であり、高価なソフトを使えば良いものが出来るとは限らない。もちろん良い道具に恵まれているにこしたことはないが、その使い手が未熟であれば出来上がった作品もたいしたモノにはならない。

是非とも学生たちには自分にお金をかけて、いろんなモノを見て感じてセンスを磨き、知識をしっかりインプットして欲しい。そう、自分のソフト面に投資して欲しいと思う。

作品をパソコンを使って作成したい時、オンラインソフトにも目を向けてみるといい。優秀なソフトがたくさんあります。実はプロも数種類のオンラインソフトを使って仕事をこなしています。そんなわけで今回の「月刊CAD&CGマガジン2月号」はJw_cadを含め多数のフリーソフト入りCD付きで、建築専門学生にお勧めの一冊ですヨ。

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CAD紹介「せっけい倶楽部」

自分の家を自分で設計してみる。こんな夢を簡単に体験できるCADソフトがある。

せっけい倶楽部」 (開発元:株式会社 ハウテック)

玄関からリビング、階段や納戸まで既に数種類の大きさのものが用意されおり、間取りはそれを並べるだけ。窓やドア、屋根の形状を設定し、内装も数種類から選べるし、家具も用意されているものをチョイスして自由に配置できる。その上完成すれば外観パースなど立体的な画像も自動的に描いてくれる。もちろんいろんなアングルでそれを眺めることもできる。
初心者が住宅の設計をお遊び感覚で体験でき、せっけい倶楽部のHPに書いてあるように「家族のコミュニケーションツールとしても最適」だと思う。無料でダウンロードできるので、興味のある方は是非どうぞ。
簡単に使えるCADソフトだが、間取りをまとめるのは結構難しいものです。

建築やインテリア系の専門学校の中には、このソフトを使ってCADの体験学習をしている学校もある。確かにこのソフト簡単で楽しいし、立体表現もしてくれるから、素人を”CADってスゴイ!”と驚かせるのにもってこいだ!今度、使ってみようかな?
一般的にオープンキャンパスとか体験学習と呼ばれているものは、入学希望者の授業体験や、専門学校進学の際に学校選択の参考にするのが目的。
我が校のCADの体験授業ではJw_cadを使い、約1時間20分ほどの時間で平面図の作図にチャレンジしてもらう。建築設計はいろんな事を考えながら設計、図面にするというプロセスを体験し、また”初めてでもCADで図面が描けた”という達成感を味わってもらいたい。
「CADを使えるということ以上に、幅広い建築知識や建築における常識を知っていることが重要であり、専門学校に入学したらそこをしっかり勉強してもらいたい」という意も込めて模擬授業をしている。

入学前と入学後、あまりにギャップが大きいと生じる問題も大きい。用意された部屋を並べるだけで出来てしまうという「せっけい倶楽部」は、やはりCADの体験授業のメインには成りえないかな・・・?。

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2005/12/26

卒業制作、追い込みです!

午後、私が卒業設計を担当する学生のうち、2名の男子学生がやって来た。
我が建築専門学校の卒業制作提出は年明け7日なので、残すところ12日間。作品創りも仕上げの作業に入っている時期だ。ペン入れしたり、模型写真を貼りこむ位置を再検討したり、リアリティを出すために丁寧に着色したり、つまりは最後のプレゼンテーション作成作業である。A2サイズ11枚のボリュームなので、仕上げ作業にもかなりの時間がかかる。単純計算で今日から1日で1枚完成というペースになる。(関西の建築専門学校の中でも、このボリュームの多さは1番ではないだろうか。)
というわけで、今の時期にはもうほとんど何も指導することも無いし、学生たちには残り時間を無駄にすることなく上手く使って、作品の完成度を上げて欲しいと願うばかりだ。
しかし学生からすれば、これで大丈夫なのか、最後の詰めは万全か、合格できるのかと心配で仕方がない。だからこの年末にも学生は作業中の作品を持って、私に見せに来る。

「ここは、こんな表現でいいでしょうか?」
「着色の方法で質問に来たのですが?」
「このスペースに室内パースを描こうと思いますが・・・。」
「コンセプトをアピールするために、こんなイラストを入れてもいいでしょうか?」

など、実は自分自身で分かっているハズのことを私に確認しに来るようなもので、私としては『うん、それでいいね』『よし、それで行こう!』と同意の相槌を打つだけ。
しかしそれで学生は安心し、やる気を取り戻して、最後まで頑張ってくれる。
提出までの時間は残り少ないけど、各自の作品をキチンと完成させて下さい。

未完成の度合いによっては卒業制作”不合格”となる。我が校では、例年約1割程度の学生が卒業制作が不合格、つまり卒業できていない。
高校までは、どんなに出席が不足していようとも、成績が悪くても卒業はできる。しかし専門学校は、そうはいかない。やることをキチンとやった者のみが卒業できる。
卒業年次にある学生の多くが、正月も無く作品創りに追われるだろう。卒業制作はしんどいと思うかも知れない、でも社会に出ればもっとしんどいのです。
しんどいけど楽しいことをしている、今この時を楽しみ、記憶に残して下さい!

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2005/12/22

ホントに温暖化してるの?

今朝、起きれば外は雪景色。本当に地球温暖化は進んでいるのか?と疑いたいくらい、例年に無く早い約10cm弱の積雪。我が家は京都市内だが北部エリアに位置しており、毎年数回、5~10cm程度の積雪がある。しかし、屋根にうっすら雪化粧というならまだしも、12月に2回も道路にまで雪が積もるのは珍しい。

雪の日にノーマルタイヤの車、その上、妻の運転では命がけなので、駅まで送ってもらう事はあきらめて、バスに乗ることにした。
雪が積もると真っ白できれいな景色になるのだが、雪に慣れない街は交通が混乱する。京都市は地下鉄が2路線しかなく、バス路線の方がはるかに充実している都市だ。バスは天気が良くても時刻通りに来ることは少ないのに、雪が積もればもっとそれがヒドくなる。
早めに家を出たが、バス停で15分以上待ち、結局乗るはずのバスは来そうにないとあきらめて違うバスに乗ることにした。
sabakaidouバスを降りて駅まで少しだけ歩く。賀茂川に架かる橋のたもとに鯖街道口という石碑があり、写真を撮ってみた。
京阪電車の出町柳駅着。いつもここから電車に乗って大阪まで出勤するのだが、これまたダイヤは乱れてる。「雪の影響で電車が遅れています」とアナウンス。ここ出町柳駅は地下駅なのだが、京都市南部で地上に出るから、きっとその辺りでも雪がひどいのかも知れない。
何とか専門学校に到着。普段は1時間15分程度の通勤時間が今日は2時間くらいかかってしまった。卒業制作担当の学生と約束していたので心配したが、無事に遅刻せずに済んだようだ。

その学生は出雲出身で、建築を学ぶために大阪で1人暮らし。
出雲神話は有名なものは知られているが、一般には知られていないもの多数あるらしい。そこで彼はそれら出雲神話を紹介するような郷土博物館を卒業制作のテーマに選んでいる。彼はCADを使って作品創りをしており、B2サイズ(新聞紙を広げた大きさ)の用紙設定で作図しているため普通の家庭用プリンタでは印刷できない。学校にはA1サイズの大判印刷が可能なカラープリンタがあるので、出力にやって来るのだった。USBメモリでデータを持って来ていたので、ざっと見てみると、あちらこちらにマズイ箇所を発見。一旦、彼が作図してきたデータを全部出力して「ここはこういう表現しないと見る人が理解できないよ」「この部分はこんな風にした方がカッコいいやろ?」「平面図と断面図に食い違いがあるなぁ。わかる?」などと長々と話をしながら赤ペンで訂正やスケッチを入れていく。結局、彼の最終出力は月曜にすることになってしまった。この週末に全て訂正しておいてくれるだろう。

年明けの講義の準備を少しして、今日は早めに切り上げることにした。
”雪で帰るのが大変かも知れないから”というのは言い訳で、実は以前から欲しかったものを買いに行くためという、楽しい理由もあったのだ。何を買ったのか?それはまた。

天気予報によると、明日には大寒気団は北上するとか。今日よりは寒さもマシになるかな?

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2005/12/21

冬休みになりましたが、卒業制作です。

専門学校は今日から冬休み。しかし建築学科やインテリアデザイン学科、土木学科の学生は学校をウロウロ。図書室にいたり進路指導の大きなテーブル、あるいは教室で作業に没頭してる。そう、卒業制作なのだ。

建築や土木は年明けスグに提出なのでみんな必死の形相だ。おそらくクリスマスやお正月返上で作品の完成を目指す学生がほとんどだろう。そして時々、プレゼンの手法や作品細部の質問に教員室に学生が現れる。原則的に我が校では、1人の教員に学生が数名所属するスタイルをとっている。だから学生達は自分の担当教員に相談に行くのだが、たまたまその教員が在席していないときもある。
学生がボーっと教員室で待っていたりすると、「今日は○○先生は出張で休みやでー」とか「会議で1時間は戻って来られないよー」と教えてあげたりするのだが、たまに「提出まで2週間ちょっとという今の時期に先生に聞きに来てるようでは合格が危ういなぁ!」と、おちょくったりもする。

時には「担当の先生がおられないので質問してもいいですが?」と尋ねてくる学生もいて、私も時間があればできるだけ丁寧に答えるようにしているが、本来の担当教員の指導方針もあるので極端に細かな指導は出来ない。やむをえずある程度一般的な話になってしまうのだが、それでもキチンと答えてあげると納得し、自信を持って帰っていく。
例えば建築学科の場合は、A2サイズの用紙で11枚程度のボリュームの作品を要求している。夏頃から始めて調査や考察を追えコンセプトを固めた後、エスキスに移って設計行為を行う。そして最後に用紙11枚に作品として仕上げる。既に今は作品に仕上げる段階。学生には、失敗を恐れずに思い切ってどんどん描いていって欲しいと思う。1枚1枚に十分に時間をかけて仕上げられた作品はエネルギーに溢れているし、そのような作品は多少の間違いやミスなどはたいして気にならなものだ。

大学ならゼミ内で先輩後輩のつながりがあり、先輩は後輩に作品作りの手伝いをしてもらい、後輩は制作手法をそこで覚えたりできる。専門学校はクラブ活動などで学生同士の縦のつながりはあるが、多くが2年制のため4年制大学ほどの強いつながりがない。というわけで先輩が後輩を助けてくれる大学と違い、専門学校の教員は今の時期、卒業制作で毎年忙しいのだ。しかしその分、学生との距離も近く接する密度が濃いように思う。

夕方、夜間部の学生たちが課題の提出に来ていた。彼らは明後日から冬休みになる。
あと少し、頑張って下さい!

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2005/12/20

Amazon Searchを設置してみる

Amazon Searchというのを設置してみた。
アフェリエイトという言葉もチラホラ耳にするし、以前から興味もあったのだが、今日は少し時間があったのでこのblogへの設置にチャレンジしてみた。

Amazon Searchは記事の内容と関連するAmazon内の商品を検索し、自分のアフィリエイトとして商品表示することができるサービスらしい。Google AdSenseのamazon版だとか。記事内容とどの程度合致する商品が表示されるのだろう?ちょっと不安もあるが試してみることにする。

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2005/12/19

冬休みも忙しいね

今日で1部(昼間部)の年内授業は終了。明日から冬休みになる。
私は、担当する1年生のクラスに行き、今後の予定と冬休み課題についての注意事項、最後に事故など無いよう、元気に過ごせと伝えて終了。

冬休み課題は、設計製図の実習科目から製図と模型の提出が求められている。
木造2階建住宅の構造図をB3サイズの用紙3枚程度に作図することと、1/50サイズで軸組模型を製作することの2つだ。課題説明は1週間ほど前に済ませているので、既に課題に取り掛かっている学生もいる。今日、模型の製作状況を携帯の写真で見せてくれた学生もいた。
冬休み課題は真面目にしっかり、丁寧にやれば、冬休みの半分が無くなってしまう程度のボリュームがある。冬休みと言えばクリスマスもお正月もあり、さまざまな誘惑と戦いながら時間的にかなり厳しい課題なのだ。それ故、手際よく要領よく、既に課題に取り掛かっていればいいのだが、腰の重い学生は新年早々大変なことになる。

建築専門学校は2年間で効率よく知識と技術を習得してもらわなければならないから忙しい。その分大学と比べて、実践力はかなり高いと思う。理論がどうこうなんて、研究者に任せておけばよい。研究者たちの出した結果を上手く使って建築設計に役立てればいいじゃないか。手書きの製図力、CADの製図力、構造計算書の偽装くらいスグに見破れる知識と実力、大学生よりスゴイかも?

2部(夜間部)は22日(木)から冬休み。1部と比べて授業時間数が少ないため、冬休み開始まで数日の差があるのだ。2部は18時前から21時過ぎまでの授業なので、1部の半分程度かそれ以下の時間数しか確保できない。その分、学費も半分かそれ以下なのだが・・・。建築士の受験資格が認められている専門学校では、総授業時間数は決められているので、夏休みや冬休みなどの開始日が1部より少し遅くなるのだ。
2部の学生さんは仕事を持っている人が多いから、今は年末でかなり忙しいはずなのに、みんな良く頑張っているなぁと驚く。

年内の授業が終わった私はと言えば、27日までは2年生の卒業制作の相手をしなければならない。卒業制作提出まで20日を切っており、学生達はプレゼン作成に入っている。どの学生も最終的にはA2サイズの用紙11枚程度の作品となり、かなりの大作だ。卒業制作は夏休み前から動き出しているのだが、テーマは自由。公共建築の設計や住宅の設計など、学生によってその選択はさまざま。
毎年、1割程度の学生が卒業制作”不合格”になってしまっている。不合格=卒業できない。そのほとんどが未完成、あるいは途中であきらめてしまい未提出。全員が合格して欲しいと思うが、今年はどうなるかな?

こんな風に建築専門学校の冬休みは、文系の学生と比べるとかなり忙しい。
冬休みも課題で退屈しないと思うけど、遊ぶ時間は減るよなぁ。でもそれが将来につながると思って、頑張って下さい!

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2005/12/18

サント・シャペル

日曜日の今日、朝日新聞「奇想遺産」の記事にル・ランシーのノートルダム教会(1923完成・フランス)が取り上げられていた。設計したのは「コンクリートの父」とも呼ばれる建築家オーギュスト・ペレ。教会内部はさまざまな色の光が溢れ、荘厳な雰囲気を作っている。

この記事を見て、フランスはパリのシテ島に建つ小ぶりな教会、サント・シャペル(La Sainte-Chapelle)を思い出した。同じくシテ島にゴシック建築として超有名なノートルダム寺院があるが、私はサント・シャペルの方が好きだ。晴れた日の午後、パリを訪れた人は必ず立ち寄って欲しいと思う。壁という壁に色とりどりのステンドグラスがはめ込まれ、光にあふれている。ほんとうに神様がこの場所に舞い降りてきそうな雰囲気だった。
今は裁判所の庭に位置しており、ちょっと入りににくい感じがするので観光客も少ない。(あくまで私が10年近く前に訪れた時のことです)

あぁ、またヨーロッパに行きたいなぁ。

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2005/12/16

CADのこと、続き。

CAD(キャド)とはComputer Aided Designの略。さまざまな書類をワープロで作成するように、建築やインテリアなどの図面やパースの作成などにCADを使用する。15年ほど前からCADという言葉を耳にするようになったと記憶しているが、当時はPCの性能も低かったし、CADソフトも貧弱で、手で図面を描く方が遥かに早く描けたものだ。しかし今ではそれが逆転。CADで作成する方が、図面の編集加工が簡単で標準化もし易い。実務では、無くてはならない存在となっている。

そんな時代なので、我が専門学校の建築学科やインテリアデザイン学科にも、もちろんCAD系講義があり、Jw_cad、AutoCAD、VectorWorksを使っている。
Jw_cadはフリーソフトでありながら、建築業界で実務に携わる人たちの手により育てられ、完成度を上げてきた。その結果、建築業界での使用率が最も高いCADソフトとなった。
対するAutoCADは世界標準、CADの代名詞と言っていいだろう。CADの黎明期から存在するソフトで、CADを世に知らしめたCADとも言える。VectorWorksは元はMACのMiniCadがWindows版に移植されたもので3次元機能が優秀だ。

現在、世の中には300種類にも及ぶCADソフトが存在するといわれている。それゆえ、就職した会社で使っているCADが、学校で習ったCADと違うということもよくある。しかし1種類でもCADソフトを使った経験があれば、他のCADでも勘が働き、修得までの時間が早いものだ。集中して練習すれば、たいてい1か月もかからず修得できるだろう。

”CADを使えば素晴らしい設計が出来る”というものではない。しかし大変便利な道具なので、実務で手書き図面はほとんど撲滅状態。私自身も最近つくづく思う。もう手書きに戻れないなぁと。

建築士の実技試験は今でも手書きだが、社会に出ればCADを使う。つまり、手書きで図面を描くのは学校だけ、という日は近そうだ。学校では図面のルールを身体で覚え、同時に建築士試験対策の意味もあるので、手書きでの製図実習は必ずあるもの。その上でCADの実習を行うという順序だ。
2級建築士は建築の学校を卒業後1、2年のうちに取ってしまわなければ、学科試験に合格できても”実技試験には合格できなくなる”、と先日の会議で報告があった。それは実務に携わると手書き図面を描く機会がなくなり、製図の腕が鈍るからだとか。
建築士の資格は、出来るだけ早く取っておくにこしたことはなさそうだ。

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2005/12/14

CADトレース技能審査のこと

CADトレース技能審査の受験者リストが届いた。
本校はその試験会場になっており、本試験までに何名の受験者がいるかを確認し、いつも私が試験会場となるPC教室のセッティングをしている。

現在の主なCAD検定試験は「CADトレース技能審査」「CAD利用技術者試験」「建築CAD検定試験」の3つだろう。
「CAD利用技術者試験」は知名度が1番高く、過去問集や参考書類も多数出版されている。建築や機械などの区別なくCAD全般とPCシステムについての問題が出題され、2級は筆記試験のみ。
「建築CAD検定試験」は近頃人気が出てきた感がある。建築に絞った内容で、与えられた建築図面をCADを使って作図する実技試験。公式ガイドブックが出版されている。

「CADトレース技能審査」は唯一”厚生労働省認定”となっている公的資格。建築部門と機械部門に分けられ、それぞれに初級、中級、上級の区分がある。広報が上手くないからだろうか、認知度は低いように思う。私の知る限り参考書類は中央職業能力開発協会の問題集とキャドワークスから出版されている対策トレーニングテキストのみ。初級から筆記試験だけでなく実技試験もしっかりあるので、私個人としてはお勧め。

だが、CADトレース技能審査の初級の受験料が¥10,000、建築CAD検定も2、3級が¥10,000で学生にはちょっと高め。また、CAD資格は就職活動時にプラス材料にはなるが、特別有利になるわけでもない。今の時代、建築の専門学校ではCADの実習も十分されていることを企業側も知っているからだ。
というわけで学生には『力だめしをしたい人、興味ある人は受けてみたら?』という程度の案内しかしていないのが事実。

ちなみに「CADトレース技能審査」の本校会場ではJw_cadかAutoCADのどちらか自分の得意なCADで実技試験の受験が可能となっている。毎回、本校受験者の結果を見てみると圧倒的にJw_cadで作図した人の合格率が高い。AutoCADで挑戦した人は時間切れで未完成に終わる場合が多いようだ。Jw_cadは建築専用に特化したCADであり、建築図面は得意。対するAutoCADはオールマイティに何でもこなせるCADである反面、カスタマイズしたりアプリケーションを追加しないと使いにくいCADとも言える。本校では特にカスタマイズもしておらず、標準仕様のままであることがその原因だろうと思う。

だから在校生にはJw_cadでの受験を勧めている。試験は2月。受験する学生のみんな頑張って下さい。

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2005/12/12

高校で講義「耐震偽装事件と責任感」

午後から大阪市内の高校で講師をしてきた。
高校のホームルーム時間を利用した職業別ガイダンス。高校側から我が校に、建築やインテリアについての職業紹介をして欲しいという依頼が来て、たまたま月曜の15時以降に授業のない私が学校広報の女性ともども行くことになった。

その高校に到着し講師控室に入ると、医療、自動車整備、理美容、経理、IT、音楽、芸術関係などなど、いろんな分野の専門学校の方々が既に待機しておられた。ほどなく高校の進路指導室の先生から簡単な御挨拶と、この職業別ガイダンスの意義など説明された後にそれぞれの教室へ移動となる。建築・インテリア関係のガイダンス教室には11、2名の生徒たちが待っていた。
私は内心『授業の一環だろうし、仕方なく出席してる生徒が多いだろーなー。これから約50分間、退屈せずに聞いてくれるかなー』と思いつつガイダンス開始。具体的な話で進める方が高校生には面白いだろうと思い、私の描いた図面やパースを見せたり、また建築現場での体験談・失敗談など織り交ぜ、あっという間に50分は過ぎた感じだった。もちろん建築士という資格の話、ついでに構造計算書の実物を例に見せながら、今、世間を賑わせている耐震偽装事件についても高校生向けにサラッと解説もしておいた。
私は高校卒業後に2年間の浪人経験があり、浪人といってもそれはフリーターと同じ。ただ、今の自分は何のためにフリーターをやってるかをしっかり意識して、1年だけとか2年だけとか期限を決めてやるならそれも一つの道だと思う、とつけ加えたけど、教室に2名も高校の先生が同席されていたので、フリーターの話はマズかったかなぁ?

ガイダンスの後は、同行の広報の女性が我が校の紹介などをサラッと。生徒からの質問時間が少々あり、生徒や先生方と挨拶を済ませて全て終了。

生徒たちが教室を去った後、同席されていた2名の先生方から質問が。
「マンション住まいなんですが、完成してしまうと外から見ても手抜きはわかりませんか?」
「細かなヒビ割れがたくさんあるのですが大丈夫でしょうか?」
「以前、小さなヒビ割れに樹脂を入れて補修していましたが、それは普通のことですか?」
「現場では鉄筋が少ないことに気がつかないものですか?」
 ・・・・・
いろんな質問があったが、見てもいないのにヘタに答えるわけにもいかず、私の答えられる範囲で一般的な内容でお答えさせていただいた。
今マンションに住んでおられる方は、不安で一杯だろう。あれだけTVで”危険だ!”とか”崩壊する!”など言われ続けると自分のところは大丈夫なのか?と心配で仕方ないだろう。

今日のガイダンスでは『建築士も人の命を預かっているんだよ』と高校生に話をした。
建築士資格を更新制にするとか、検査を厳しくするとか、いろんな話が渦巻いているようだが、最後は結局個人個人の「モラルや責任感」の有る無しでしかない。
汚いコト、ヒドいコトをする大人たちを見て育つ子供たち。それでモラルや責任感のある人間が育つハズない。

まずは大人が見本を見せませんか?

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2005/12/10

仕事、頑張ってる?

今日、この春卒業した建築学科の卒業生が学校に遊びに来てくれた。店舗設計をやっている設計事務所に就職し、CADで設計図面の作成や現場監理にバリバリ頑張っている女の子だ。先日広島で竣工した建物があったそうで『床のタイル模様のデザインは私がさせてもらえたの!』と、携帯電話で撮った竣工写真を見せてくれた。
昨日は技能学科を卒業し、大工になった卒業生が顔を見せてくれた。現場が近くだったようで、作業着のまま夕刻に教員室にフラッと現れたのだ。忙しくて一ヶ月間休みなしで仕事して、その現場がちょっと落ち着いたので現場の掃除を終えてから、学校に寄ってみてくれたらしい。

卒業生が現況を報告しがてら、学校に来てくれることは良くあることだ。今どんな仕事をやってるとか、間もなく結婚するとか、転職しようか悩んでいるとか、建築士に合格したとか、その都度いろんな話を聞くし、学生だった頃の昔話で盛り上がる事もあったり・・・
もちろん建築学科を卒業したからといって、必ずしも建築業界で仕事を続けている者ばかりではないが、それぞれ想い想いの道で頑張っている姿はやはり輝かしい。専門学校の先生をやってると、卒業後数年がたち、見覚えのある顔が輝いていると「良かったなぁ」と自分も誇らしげに感じる。

でも数年経つと、卒業生の顔は覚えてるんだけど名前が出てこないことがよくあり、本人と話をしながら必死で思い出そうとしてる自分もいます。ごめんなさい。

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2005/12/09

大学編入もあり

今日は午後から専門学校卒業後、大学編入や2級建築士取得を目指す専科への道、つまり”就職じゃなく進学希望者へのセミナー”があった。

数年前から、2年次、3年次への編入を受け入れる大学が増えてきた。(大学側としては、定員に満たない場合や退学者等欠員が出た穴を埋めたいというが、多くの大学の本音ではないのかなとも思うのだが・・)
専門学校卒からの編入手続きは大学によっていろいろで、しっかり受験勉強をしなければ合格できそうにない難しい編入試験がある大学もあれば、作品を持参しての面接があるもの、あるいはほとんど書類のみで編入できる大学・・
編入は有名大学ほど難しく、そうでない大学はやさしく、有名度とほぼ比例しているようにみえる。あるいは国立か私立か等によっても差があるようだ。

専門学生の中には、やはり大学卒という学歴への憧れを持つものもおり、本校からも毎年数名が工科大学や芸術大学への編入の道を選んでいる。今日のセミナーには25名程度が出席していたようだ。編入経験者の話も織り交ぜながら約40分で終了。
学士の称号を得たからといって就職が特別に有利になる、というわけでもないが、世の中には学閥というのも健在なので”学歴が欲しい”という学生や、”もっと学生をしていたい”という学生には編入の道もあるよ、ということ。
その反対に工科大学や芸術大学で建築を修めたにも関わらず、本校の建築学科に入学する学生も存在する。その学生達に専門学校の感想を聞くと「初めて建築の勉強をした気がする」なんていう返事が返ってきたりする。期待する建築の勉強というものの感じ方は人それぞれ違うもんだ。

大学と専門学校の違い、それはやはり研究機関と教育機関の違いだろう。
(最近は内容が専門学校のようになってきた大学も多くみられるが・・・)
15年以上前になるが、縁あって国立大学の研究室に3年ほどいたことがある。その間に建築学会に論文発表したりもしたが、私にとっては正直言って、研究というのは”面白いとは思えなかった”というのが本音のところです。
学問、理論の裏づけは無いといけないのだが、”モノづくりって、やっぱり実学だ”と思う。

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2005/12/08

今年も2級建築士誕生!

我が専門学校の1年制の学科『実務専科』担当の教員が、今日は朝から”建築技術教育普及センター”のHPとにらめっこ。公開されている2級建築士合格者発表と、本校学生の受験番号とを照らして合否を調べていたのだ。

結果、実務専科の合格率は88%だった。
授業への出席率が極端に悪かったり、対策課題の提出状況がかなり悪かった者もいるから、まぁこんなものかなーと思う。”きちんと真面目に勉強した者が合格した”という、そのままの結果ということだ。しかし例年90~95%以上の合格率を誇っていたので、内心は少し残念ではあったのだけど・・・
そして、木曜夜と日曜に実施していた2級建築士対策講習会。名付けて『日曜専科』。こちらは仕事をしながら建築士を取ろうと頑張る人たち、講習への出席率80%以上の者という条件付きで合格率70%だった!仕事との時間的・肉体的な兼ね合い(あるいは家族サービスとの兼ね合いも)が難しかっただろうけど、こちらも結局は”講習に出て勉強時間がしっかり確保できた人が合格できた”という事か。
総じて『しっかり勉強すれば、合格できるわけだ』と思う。

建築技術教育普及センターの発表によると、今年度の2級建築士は実受験者数38,633人に対し、合格者数9,018人で全国の合格率は23.3%。
建築士は「建築教育を受けている、あるいは数年の実務経験がなければ受験すらできない」資格であり、その合格率が23%。「建築計画」「建築法規」「建築構造」「建築施工」という広範囲に及ぶ知識、さらに実技試験「設計・製図」をこなさなければならない。やはり難関資格の1つであることは間違いない。
みんな合格おめでとう!残念だった人は気持ちを切り換え、少し休憩してから次回に向けて対策しよう。

耐震偽装事件で建築士という資格は世間を賑わせ、その影響はあちこちに飛び火して長引く様相だ。建築士に合格した時は誰しも「世の中に貢献できる建築士になるぞ!」「素晴らしい建築を設計するぞ!」「みんなに喜ばれる建築を創るぞ!」などなど、思っていたはず。
今回合格を手にした人たち、いつまでもそんな気持ちを大切に維持して欲しいものだ。

今日は何はともあれ、おめでとうございました!祝杯あげて下さいませ!
そうそう、2級建築士の免許登録を忘れずに。

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2005/12/07

「企業研修」終わりました

3年制の建築総合学科では、企業研修がある。インターンシップというやつで、つまり建築関係の会社に約3週間お世話になり、実務のお手伝いをさせてもらうというもの。我が専門学校では例年11月に実施している。ちょうどその研修も終わったところだ。

研修先は設計事務所や工務店、ゼネコンや住宅メーカーなどさまざま。
学生にとってはアルバイトの気楽さが無い、初体験の会社勤め。それもやる事成す事が全て会社の儲けにも関わってくるとあって、毎日が緊張の連続。しかし1週間、2週間と経つにつれて、要領も得てくるし社員の人たちとのコミュニケーションもとれるようになってくる。さらに建築業界の仕事も少しは実地体験できる。
研修期間、学生達は週に1度、1週間分の日報を持って学校に報告に来る。たった1か月弱の研修期間だが、この間にみるみる成長していくのがわかる。いろんな面で守られている学校生活ではなく、実社会でアルバイトとは違う体験をすることによって何かを感じ取ってくるようだ。

今日はお世話になったある住宅メーカーにお礼に行った。
住宅の施工現場での作業補助やCADでの製図をさせていただいたようだ。「研修中は積極的に質問もあり、住宅の施工現場に興味も持ってもらえたようです。今後が期待できる学生さんです。」と担当の方からのお話だった。

毎年思うのだが、学生たちは学校の授業には遅刻をしたりサボったりしても、企業研修では1度も遅刻しないのはさすがだと感心した。それなりに責任感を感じてるんだろうな。

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2005/12/05

インテリアデザイン学科「夜も昼もナイスなスペース」展示発表会

inte01 インテリアデザイン学科の1年生のチーム課題「夜も昼もナイスなスペース」の展示発表会。課題テーマはその名の通り”中ノ島剣先公園に、自分たちが考えるナイスなスペース”を 提案しようというもの。どんなコト、モノを”ナイス”と考えるか?それを考えることからスタートする課題。
モノづくりでは、数名のチームで仕事をするのは日常的なこと。だから建築学科でもインテリアデザイン学科でも、入学して1年目、夏休み明け頃からチーム課題に取り組んでもらう。4、5名で1チームを結成し、課題に対する提案をしてもらうのだ。
チームとなると、自分勝手の独りよがりでは出来ない。当然いろんな意見が出てくる。意見がどうしても合わず、反発しあう事も多々あるし、あるいは人と交わるのが苦手な学生もいる。それらをまとめるリーダー的な性格の者がいなければ、そのチームは大変だ。時にはチーム崩壊なんていう憂き目を見ることも・・・。
そんな困難も乗り越えて、1つのテーマに対して調査や試行錯誤をし、ついにプレゼンボードと模型を完成。今日はその発表なのだ。学校中の多くの先生方が入れ替わり見学に訪れ、学生に質問したり、学生から作品についての説明を聞いたり。8チーム8作品が展示されていたが、先生方の投票により、今週この中から優秀作品が選ばれる。

デートにピッタリ(?)なshopが並んだモール、その場所にいけばある物語の主人公の疑似体験ができるテーマパークのような空間、公園として再整備したもの、チームの数だけ提案がある。荒唐無稽な作品も多々あるが、出来上がった作品はいずれも時間をかけて丁寧に仕上られている。夜も昼もナイスなスペースという課題だから、夜の雰囲気を出すため、模型には電飾も施されていたりする。学生らしい、自由なアイデア一杯の楽しい作品たちだ。inte02
インテリアデザイン学科といえど、インテリアは建築の一部で内部と外部はつながったもの。内部から外の景観を鑑賞する、外部から内部へのアプローチを考慮する、そして室内空間をコーディネートする・・・。
室内だけでなくその周辺環境も考慮し、各チーム思い思いの空間表現を楽しんでくれたみたいだ。

これらを見ていると、作品の素晴らしさもそうだが、それ以上に『個性も意見もさまざまな者同士、チームで一生懸命に1つのテーマに取り組み、形にしたこと。』に大きな意味があると思う。

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2005/12/04

羨ましいモノづくり

robo01 2日の午後、全国専門学校ロボット競技会の学内選考会が行われた。モノづくりの学校である我が校には、ロボット・機械学科という科があり、毎年この全国大会に出場している。その全国大会に参加するロボットを決めるための学内大会だ。

今回の大会競技はフィールドにあるサイコロを2台のロボットが競って、指定の場所に運ぶという競技。サイコロの取り合いのため、ロボット同士のバトルも見られる。つまり指定のサイコロを運ぶことができ、スピーディーに動き、かつ相手ロボットとのバトルも制することが可能なロボットというわけだ。もちろん操縦も上手くなければいけない。
学生たち3、4名で1台のロボットを設計、製作する。知恵を出し合い、アイデア、メカニズムを考え、実際に旋盤やフライス盤でボディーの製作、電子基盤の設計製作。担当教員も毎日学生たちに遅くまで付き合って、お疲れさま。
今年の学内大会も、いろんなアイデアが盛り込まれたロボットがいくつも登場した。我が校は上位入賞常連校だから、全国大会ではいつものように勝利を勝ち取ってきてくれるよう祈る!

建築学科の学生が制作する図面や模型など、学生作品と呼ばれるものはあくまで建築の途中過程のモノだ。それは、提案するためのプレゼンであったり、工事を実施するための図面であったり。学生作品が、建築物や実物として提出されるということは、まずナイ。(インテリア学科の場合は実際に照明器具や家具を製作することはあるのだが・・)robo03
それに対して、ロボット・機械学科の学生作品は実物なのだ。学生たち自身で設計し製作し、それが実際に動く。
いつもこの大会を見るたびに、「うらやましいなぁー」と思ってしまう。

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2005/12/01

大卒者はこれから増えるのか

今日の夕方、教員会議。来年もやはり、リカレント生は多いようだという報告があった。
我が校の1部建築学科では、社会人経験者や大卒者など20歳以上の入学生だけで1クラス編成しており、そのクラスをリカレントクラスと呼んでいる。1部建築学科の約4分の1の割合を占める人数だ。もちろん2部の建築学科の場合は、ほぼ全員が20歳以上、上は40歳くらいの方もいたりするが・・。
次年度も、昼間部のリカレント生は今年と同程度の人数になりそうな気配。10月から入学願書の受付が開始されており、この時期になるとだいたいの入学者数の予想もつく。

あと2年ほどすれば「大学全入時代」が来るという。大学の募集定員と大学進学希望者の人数が等しくなるらしい。つまり大学に入り易くなるということだ。いろんな目的で大学進学を選択する人がいるのだが、おそらく、「とりあえず大学へ行こう」という層も増えることだろう。
それによって、大学在学中に自分の進む道が定まり、卒業後に専門学校進学というケースが増加していくのかも知れないなぁ。

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