« 高校で講義「耐震偽装事件と責任感」 | トップページ | CADのこと、続き。 »

2005/12/14

CADトレース技能審査のこと

CADトレース技能審査の受験者リストが届いた。
本校はその試験会場になっており、本試験までに何名の受験者がいるかを確認し、いつも私が試験会場となるPC教室のセッティングをしている。

現在の主なCAD検定試験は「CADトレース技能審査」「CAD利用技術者試験」「建築CAD検定試験」の3つだろう。
「CAD利用技術者試験」は知名度が1番高く、過去問集や参考書類も多数出版されている。建築や機械などの区別なくCAD全般とPCシステムについての問題が出題され、2級は筆記試験のみ。
「建築CAD検定試験」は近頃人気が出てきた感がある。建築に絞った内容で、与えられた建築図面をCADを使って作図する実技試験。公式ガイドブックが出版されている。

「CADトレース技能審査」は唯一”厚生労働省認定”となっている公的資格。建築部門と機械部門に分けられ、それぞれに初級、中級、上級の区分がある。広報が上手くないからだろうか、認知度は低いように思う。私の知る限り参考書類は中央職業能力開発協会の問題集とキャドワークスから出版されている対策トレーニングテキストのみ。初級から筆記試験だけでなく実技試験もしっかりあるので、私個人としてはお勧め。

だが、CADトレース技能審査の初級の受験料が¥10,000、建築CAD検定も2、3級が¥10,000で学生にはちょっと高め。また、CAD資格は就職活動時にプラス材料にはなるが、特別有利になるわけでもない。今の時代、建築の専門学校ではCADの実習も十分されていることを企業側も知っているからだ。
というわけで学生には『力だめしをしたい人、興味ある人は受けてみたら?』という程度の案内しかしていないのが事実。

ちなみに「CADトレース技能審査」の本校会場ではJw_cadかAutoCADのどちらか自分の得意なCADで実技試験の受験が可能となっている。毎回、本校受験者の結果を見てみると圧倒的にJw_cadで作図した人の合格率が高い。AutoCADで挑戦した人は時間切れで未完成に終わる場合が多いようだ。Jw_cadは建築専用に特化したCADであり、建築図面は得意。対するAutoCADはオールマイティに何でもこなせるCADである反面、カスタマイズしたりアプリケーションを追加しないと使いにくいCADとも言える。本校では特にカスタマイズもしておらず、標準仕様のままであることがその原因だろうと思う。

だから在校生にはJw_cadでの受験を勧めている。試験は2月。受験する学生のみんな頑張って下さい。

|

« 高校で講義「耐震偽装事件と責任感」 | トップページ | CADのこと、続き。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/113505/7620013

この記事へのトラックバック一覧です: CADトレース技能審査のこと:

« 高校で講義「耐震偽装事件と責任感」 | トップページ | CADのこと、続き。 »