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2005/11/21

建築構造を模型で理解してね

耐震強度の偽装事件は相変わらずニュースを賑わせているが、明日は建築学科1年生の木造2階建て住宅の「軸組模型」の提出日。(軸組とは、木造在来工法の骨組のことです)
1/100の一般図(平面図や立面図、断面図など)と各種伏図(骨組だけを表現した平面図みたいなもの)などの設計図面を読み、2mm角などの角材を使っての軸組模型、つまり柱や梁など骨組部分だけを模型に仕上げてもらうという課題。今回は1/100の模型なのでかなり小ぶりな模型。だから大きな構造部材だけを表した模型で良いとしている。

この模型を作ることによって、図面が理解できているかが分かる。図面がしっかり理解できていて、それが頭の中で立体の構造物にならないと正確な模型が出来ない。さらに、図面を見ながら模型を作ることによって、木造建物を支える構造部材の名称も覚えてもらうのが狙い。提出時に、あるべき重要な部材が抜けていたり、未完成の場合は作り直して再提出してもらう。
今日の授業終了後、突然私の担当するクラスの教室に行き、再度注意事項を念押ししたり、質問にも答えたりしたからきっと明日は全員が間違いのない完成作品を提出してくれることと願っています。でも中にはとんでもない間違いをしてる学生もいるだろうなー。

実は、図面で1ヶ所間違いがあります。1本だけ部材が足りないんです。その部材がないと、ある場所の柱がグラグラ危うい状態になるハズです。さて、誰が気づくかな。

設計図面が完璧であるとは限りません。いろんな人の目を通り、最後は現場で、ミスや間違いは気づき、修正されなければいけないのです。
今回の耐震強度の偽造事件では、いくつかの建物が完成してしまい、チェック機能がなかなか働かなかったようですが、本当は完成するまでに誰か「何かおかしいな?」と気がついた人もいたんじゃないかと思うのですが・・・。

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