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2005/11/11

円通寺と正伝寺

今週は水曜日に休みが取れた。天気も良かったので、バイクでお気に入りの庭を見にいくことにした。自宅からバイクで10分もあれば行ける寺だが、ここの庭はかなりイイと思う。学生にもよく紹介している寺だ。

entsu-ji円通寺。このお寺は、もとは後水尾天皇の離宮跡。比叡山を借景にした庭は絶品だと思う。手前の生垣までの近景、遠く比叡山を望む遠景、その間にある林が中景となり、幾重にも景色が重なっている。金閣寺や清水寺など超有名な神社仏閣が数々ある京都だけれど、この円通寺は交通も不便な場所にあり、平日は観光客もかなりentsu-ji2少なめ。その分ゆっくり庭を鑑賞できる。但し、日曜祝日などはガイドブック等にも載っているせいか、結構多勢の人がいたりして騒々しく、こんな時にいくと感動が少ないのだ。
以前はこの庭の写真撮影は禁止だった。しかし住職の説明によれば、昨今の土地開発などによって、庭からの景観が壊れてしまう可能性が出てきたらしく、そうなる前にと写真撮影も許可することにされたようだ。後世までこのすばらしい景観が残せれば良いのだが・・・

次に、またバイクで西に向かい約10分。

syouden-ji正伝寺。こちらの方丈庭園は小堀遠州作と言われる枯山水庭園。白砂を敷き詰め、7・5・ 3とツツジを刈り込んだもので、この寺も遠く比叡山を借景として組み込んでいる。
円通寺よりこじんまりとした庭、かなり遠くに比叡山。円通寺より不便な場所なので平日ともなればほとんど観光客はいなかったりする。のんびりゆったり、景観を独り占めできるのがいい。しかし庭に面する縁側の天井は血天井と呼ばれるもので、伏見城落城の際、syouden-ji2 鳥居元忠らが自刃した廊下の板を供養の意味もこめて天井板として用いたもの。霊感の強い人はかなりゾクゾク感じるかも。

外部空間と内部空間、建物と庭との連続性が和風デザインの1つ。景色を含めた外部空間を上手く取り入れて生活を豊かにする。今の建築は高気密高断熱で、外部環境に影響されないようにして、空調など設備を使って快適に過ごす。
もちろん和の生活は四季によって暑かったり寒かったり、大変だ。けど、そのうち何かしっぺ返しが来ないか心配。いや、既にシックハウス症候群もしっぺ返しの一つかな。

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