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2005/10/20

建築設計の種類

入学間もない学生からも、よく質問されるのですが、「建築設計」には大きく3種類あるとされます。それは「意匠設計」「構造設計」「設備設計」。

「意匠設計」は建物の機能を考慮して間取りを決めたり、外観のデザインやインテリアを考えて仕様を決め、図面を作成すること。普通、建築設計というとこれを思い浮かべるのではないでしょうか。
「構造設計」は建物の安全性、つまり地震や台風の影響を受けても倒壊しないということを計算によって確認し、骨組の図面(構造図)を作成すること。
「設備設計」は人が建物の中で生活するために必要な電気、水道、空調、ガスなど建築設備について、配管やどのような性能の機器が必要かを決めて設備図を描くこと。

建築業界には、それぞれの業務に特化した設計事務所があり、それが「構造設計事務所」であり「設備設計事務所」なのです。もちろん大手のゼネコンや設計事務所では、内部に各設計部門を持っています。
設計事務所をやってる友人から、3階建て住宅の構造計算書を作成して欲しいと依頼され、何件かやったことがあります。本来は意匠も設計も設備も全て自分で設計し、図面に仕上げられれば言うこと無しですが、得意不得意はあります。建築設計も結構分業されているのです。
『建築は、芸術から工学まで、幅広い知識や教養を必要とする』などと言われますが、実際にはそんなスーパーマンみたいに何でもこなせる人は非常にまれ。それぞれの得意分野で協力し合って良いモノづくりをしていければいいじゃない、と思います。

学生たちの中には『現場監督になりたいから設計の勉強は必要ないのでは?』とか『構造の方面に就職したいので設備の科目は捨ててもいいでしょ?』なんていう者もいるが、それは単なる好き嫌いの言い訳。建築はさまざまな人が協力し合って出来ていくものだから、お互いの仕事について基本的な知識くらいは持っておかないと、良い仕事はできない。

建築を学ぶ学生諸君は、好き嫌いせずに広く浅く建築について学び、その中から自分に合った分野を伸ばすようにしていって欲しいと思う。

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